ことば

2020年11月24日 (火)

(続)英語のカタカナ表記の問題(疑問)

ノオト「英語のカタカナ表記の問題(疑問)」では、「シュミレーション」を認めてもいいのではないかと述べた。

現在のところ日本語の正しい表記とされている「シミュレーション」と比べて、英語 simulation の発音への忠実さでいえば問題のある標記である「シュミレーション」に市民権を与えてもいいのではないかと述べた。

ここでは一歩進めて、「シムレーション」を提案したい。

これなら、耳で聞いたときには simulation に近いことに加えて、日本語として発音しやすく、手書きでも、ワープロ打ちでも書きやすいと思うからである。

加えて、同様に、「コミュニケーション」を「コムニケーション」と書き換え、言い換えるのもいいと思う。

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2020年10月 6日 (火)

文鳥はリテラチャーバード?

今年(2020年)8月に、Google翻訳で「文鳥」を英訳してみたという話を聞いた。
英訳の結果は "literature bird" とのことだった。

それを聞いては、「へぇー!」と驚いた。
文鳥を英語で何と言うのか、これまで考えたことがなかったから、「へぇー! 文字通り文の鳥なのかー! おもしろいなー、知らなかったー」と思った(口にも出したと思う)。

僕の行動パターンとして、インターネットで見知った知識を、紙の辞書(を電子化したもの)や、別のルートで調べて確認することが多い。
「文鳥」も、スマホに入れてあった辞書で引いてみた。
そしたら、そこには、"Java sparrow" とあった。

文の鳥(literature burd)は、時折遭遇する、Googleの“ぶっ飛んだ”誤訳だった‥‥のだと思う。
なぜなら、9月下旬に、改めて「文鳥」を英訳してみたら、"Java sparrow" と翻訳されたからだ。

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2020年9月13日 (日)

「ドコモロ」座とは、星座? 劇場? 劇団? それとも映画館?

このところニュースを賑わせている「ドコモロ座」についてである。

2020年9月12日(土)のTBSテレビ「新・情報7daysニュースキャスター」でビートたけしも言っていたから、大勢の人々が同じようなコメントを述べている可能性が高いが、テレビを文字通り「見る」

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ノオト:冷静に考えると無茶な歌詞
ノオト:「ろげんりょく」とは、どのようなチカラ?
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ことの多いは、docomoのロゴマークが現われるまで、本当に何についてのニュースなのかが把握できなかった。

わざわざ書くまでもないが、「ドコモロ」座ではなく、「ドコモ」口座と区切るのが正しい。

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2020年8月20日 (木)

英語のカタカナ表記の問題(疑問)

日本語を知らないアメリカ人には、「ディズニーランド」よりも「デズニーランド」の方が自然に聞こえるに違いない(と思っている)。

極端な場合、「ディズニーランド」では通じないかもしれない(と思っている)。

"digital" を「ディジタル」と言う人や言う場合もあるが、「デジタル」と言ったり書いたりするのが普通である。
それは、「デジタル」の方が日本人には発音しやすいからに違いない。
字数も少なく、発音しやすく、実は英語の発音にも近い「デジタル」が普及したのはいいことである。

参考までに、英語の辞書の発音記号では、"digital" の "di" と "Disney" の "Di" は同じである。
(もっとも、「ディズニーランド」の「ディ」は商標としての表記だから、発音しやすさとは別の次元の話ではある。)

さて、ここからは「シミュレーション」についてである。

は生真面目で几帳面だ(った)から、"simulation" を「シュミレーション」と言ったり書いたりするのはおかしいという恩師のことばを素直に聞き入れ、ずっと長い間(40年?)、深く考えることなくそうあるべきだと思っていた(正確には思考を止めていた)。

しかし近年、上述の「デズニー」「デジタル」問題を発展させる形で、「シュミレーション」復権を考えるようになってきた。

職業を表わす「キャリア」は、英語 "career" の発音に忠実にかけば「カリア」である。
それが「キャリア」でいいなら、わざわざ日本語としては発音しにくい「シミュレーション」にこだわらず、誰もが自然に発音する「シュミレーション」に市民権を与えてもいいのではないかと思うようになった。

「新しい」は、元来は「あらたしい」だったのが、次第に言い間違いの「あたらしい」が市民権を得たように、そろそろ「シュミレーション」でもOKとすべきではないかと思う。

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英語のカタカナ表記の問題(疑問)

日本語を知らないアメリカ人には、「ディズニーランド」よりも「デズニーランド」の方が自然に聞こえるに違いない(と思っている)。

極端な場合、「ディズニーランド」では通じないかもしれない(と思っている)。

"digital" を「ディジタル」と言う人や言う場合もあるが、「デジタル」と言ったり書いたりするのが普通である。
それは、「デジタル」の方が日本人には発音しやすいからに違いない。
字数も少なく、発音しやすく、実は英語の発音にも近い「デジタル」が普及したのはいいことである。

参考までに、英語の辞書の発音記号では、"digital" の "di" と "Disney" の "Di" は同じである。
(もっとも、「ディズニーランド」の「ディ」は商標としての表記だから、発音しやすさとは別の次元の話ではある。)

さて、ここからは「シミュレーション」についてである。

は生真面目で几帳面だ(った)から、"simulation" を「シュミレーション」と言ったり書いたりするのはおかしいという恩師のことばを素直に聞き入れ、ずっと長い間(40年?)、深く考えることなくそうあるべきだと思っていた(正確には思考を止めていた)。

しかし近年、上述の「デズニー」「デジタル」問題を発展させる形で、「シュミレーション」復権を考えるようになってきた。

職業を表わす「キャリア」は、英語 "career" の発音に忠実にかけば「カリア」である。
それが「キャリア」でいいなら、わざわざ日本語としては発音しにくい「シミュレーション」にこだわらず、誰もが自然に発音する「シュミレーション」に市民権を与えてもいいのではないかと思うようになった。

「新しい」は、元来は「あらたしい」だったのが、次第に言い間違いの「あたらしい」が市民権を得たように、そろそろ「シュミレーション」でもOKとすべきではないかと思う。

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「風呂離脱=フロリダ」ならば「トイレ離脱」は?

この変化の早い時代に、2ヶ月前の話題が今も賞味期限内なのかどうか不安だが、6月にテレビで、グループチャット(オンラインミーティング?)の際に若者が使う略語が紹介されていた。

それが「フロリダ」(お風呂に入るので離脱しま〜す)である。

ならば、と、考えてみた。

トイレのための一時離脱を指す、言いやすくて面白めのことばはないかと。

の案を、その出来映えはさておいて列挙すると以下の通りとなる。

「ベンリ」:便所離脱
「チョビン」:ちょっと便所(「便」を「ビン」と読んで)
「チョットイー」:ちょっとトイレ
「トレシー」:トイレ、ちょっと(C)

以上。

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名訳:"I don't understand." を「つまり?」と

の思い出(≒お気に入り)のアメリカンTVドラマのナンバーワンは「バイオニックジェミー(The Bionic Woman)」といえるだろう。

はっきりと意識には残っていない「ララミー牧場」なども、僕の感性の形成に大いに影響している可能性が高いが、意識への残り方では間違いなく「バイオニックジェミー」が筆頭だ。

それに次ぐアメリカンTVドラマは「ナイトライダー(Knight Rider)」ではないかと思う。

いま思えば、主役の自動車KITT(ナイト2000)は、自動運転と人工知能(AI)とマッハ号を融合させたような車だ。

さて、この春(2020年春)からの巣ごもり期間に、購入しただけでパッケージも空けていなかったDVDを何本も見た。

その中に、David Hasselhoff, The best of Knight Rider(ザ・ベスト・オブ・ナイトライダー)[Amazonへのリンクはこちら]がある。

前置きが長くなったが、そして、プロの翻訳としては通常レベルなのかもしれないが、僕には名訳と思えるフレーズがあった。

それが、タイトルである。

教科書的な直訳なら、"I don't understand." は「分かりません。」だが、それを「つまり?」と訳していたのは、素人にはできない、参考にすべき翻訳だと思う。

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2020年6月13日 (土)

用語「ソーシャルディスタンス」の不可解

ウイルス感染の連鎖を防止する対策として、ソーシャルディスタンス(=ソーシャルな距離=社会的な距離)ということばが急速に普及し、もはや定着した感がある。

しかし、「社会的な距離」と呼んでしまうと、社会的なつながりとしての隔たりの程度や、心理的な距離(言い換えれば親近感の度合い)の意味合いが強くなってしまう。

そもそも、現在の日本で奨励されているソーシャルディスタンスの単位がメートルであることからしても、「物理的な距離」と呼ぶべきではないだろうか。

※ さらに踏み込んだ解説は、たとえば、「新型コロナ感染症における対策としての “social distancing”」を参照。

[キーワード] ソーシャルディスタンシング、ソーシャルネットワーク、物理的距離、単位、メートル
[keywords] social distancing, social networking, physical distance, unit, meter

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2019年12月13日 (金)

ことばの影響力

次の記事を読んで、ことばの影響の大きさを感じた。

「引きこもり」を「こもりびと」に言い換えたら支援窓口に相談殺到のワケ

確かに、いま現在、ふたつの表現を比較すると、2つ目の方はネガティブな印象がまったくない表現である。
1つ目のことばに定着した印象から解放されている。

しかし恐らく、1つ目の表現も、それが使われ始めた当時は、同じ事を表わすためにそれ以前に使用されていた表現と比べると、いい表現だったのだろうと想像できる。

と、いうことは、ことばにも使用期限(賞味期限)があるということだ。

使う側にも使われる側にも歓迎されていることばと、そうでないことばでは差があるだろうが、どちらにしても使用期限があることに違いはない。

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2019年8月31日 (土)

「転がる石に苔は生えない」は、「転がる石」を肯定しているのか、否定しているのか?

サントリーの緑茶「伊右衛門」のCMで、イモトアヤコに向かって宮沢りえが、「転がる石にコケは生えへん、いうてね」と言っている。

「転がる石に苔は生えない」の「転がる石」について、は数十年来、「転がる石」を否定する、つまり「転がる石」はよくないという意味だと思い込んでいたから、そのCMで「転がる石」を肯定しているのを聞いて、焦った。

またしても僕は、長年、思い違いをしていたのか、と。

そこですぐに辞書を引いてみた。そしてホッとした。両方の意味があり、僕の知識が間違いではないと知って、ホッとした。

広辞苑のように、「転がる石」をよくないと否定する解釈を先に挙げる辞書がある:

【広辞苑 第七版】転石苔を生ぜず
(英語のことわざから)
・何事も腰を落ち着けてあたらないと、身に付くものがなく大成できない。
・常に活動している人は、時代に遅れることがない。

また、The New Oxford American Dictionary のように、"a rolling stone"=「転がる石」を否定する解釈のみを挙げる辞書がある:

【The New Oxford American Dictionary, THIRD EDITION】a rolling stone gathers no moss.
 [proverb] a person who does not settle in one place will not accumulate wealth or status, or responsibilities or commitments.

その一方で、スーパー大辞林のように、「転がる石」を肯定する解釈を先に挙げる辞書もある:

【スーパー大辞林(2013年版)】転石苔を生ぜず
・活発な活動を続けている者は,いつまでも古くならないことのたとえ。
・ 一か所に落ちつかない者は大成しないことのたとえ。

ことばは変化し続けるものだから、どの解釈も正しいといえる。

ただ、文脈なしで、「転がる石に苔は生えない」だけ抜き出すと、解釈は分かれるだろう。恐らく、僕の世代は否定の解釈と捉える人が多いのではないだろうか。

さて・・・

ことわざの解釈の話題からは離れるが、文脈次第でまったく反対の意味になることばの例を挙げて、このノオトをしめたいと思う。

同じような例を挙げればきりがないが、一例として「こうてん」がある。

音を聞いただけでは、「好天」であるのか、「荒天」であるのかの判断はできない。文脈次第である。

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