macOSアプリ:Keynote:オンラインミーティングで役立つ機能が追加された
オンライン授業やオンライン会議で画面共有する際、あったらいいなと思う機能は、パソコン画面全体を共有することなくプレゼンテーションを共有できる機能であった。
この点で、Microsoft Teams には、PowerPointプレゼンテーションを共有し、共有できるだけでなく、発表者のプレゼンテーションの進行を妨げることなく参加者がスライドのページを行ったり来たりできる高い機能まで実装されている。
しかし、自らはPowerPointを使うことがなく、長年、プレゼンテーションにKeynote[*注]を使い続けている僕は、パソコン画面全体を共有することなくKeynoteプレゼンテーションをすることはできないと諦めていた。
[*注]macOSとiOS(iPhone、iPad)の標準プレゼンテーションアプリで、無料である。パソコン画面全体を共有するということは、プレゼン中に他のアプリの情報を参照するなどした場合に、それもすべて共有されてしまうということであり、プレゼンがスマートじゃなくなることに加えて、見せるつもりのないことまで見えてしまうという問題がある。
念のため補足しておくと、ウインドウを共有するのとプレゼンテーションを共有するのは別物である。ウインドウを共有するということはプレゼンテーションの編集作業の画面を共有するということであり、アニメーションが再生されないことをはじめ、プレゼンテーションとは別である。ところが、最近のアップデートで、Keynoteにうれしい機能が加わった(Keynote for Mac, version 10.1)。ズバリ、ウインドウ内でプレゼンテーションする機能である。
これがあれば、オンラインで共有する際に、Keynoteプレゼンテーションのウインドウを共有すれば、パソコン画面の他の場所が相手には見えないから、必要な情報を参照しつつ、スマートにプレゼンテーションすることができる。
これからは、Zoomでも、Teamsでも、スムーズに、スマートにプレゼンテーションの共有ができる。
【2020-10-03 追記】ところが、Zoomではウインドウ内プレゼンが期待通りに使えるのだが、残念なことに、Teamsでは使えない。インターネット検索したところ、TeamsでKeynoteのウインドウ内プレゼンが使えないという情報で溢れている。今のところ、ワークアラウンドは見つかっていない。
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