「以上と以下」そして「?と未満」
「以下」に対応するのは「以上」だが,「未満」に対応する表現を知らなかった.
ずーっと気になりつつも放っておいたので,思い立ってインターネット検索してみた.
すると,未満に対応するのは「超」だと書いてある.この場合の「超」は「ちょう」と読むそうだ.
普段「超」が使われない理由については上記検索結果にもいくつか見解を見つけることができるが,僕は,語呂(音,リズム,…)の悪さが一因になっているのではないかと思う.
例えば,「ちょう」が数の単位「兆」と同じ音なので紛らわしい.
あるいは,以下,以上,未満が,[い][か],[い][じょー],[み][まん]と2音節で構成されるのに対し,超は[ちょー]と1音節であるために用語として収まりが悪い.
この語呂の難点を解消する試案は,超を「こえ」あるいは「ごえ」と読ませることである.
そうすれば,数の単位と重なることがないし,音節も[こ][え],[ご][え]と2つになる.
| 固定リンク
「科学・技術」カテゴリの記事
- ビッグ呼び出しベル(2017.04.02)
- 自動翻訳が不完全であることの便益(2017.03.26)
- 文明の利器に潜む危険:トイレのハンドドライヤー(2016.09.02)
- コンピューターの文章読み上げ機能における英語の発音(2016.01.31)
- 潜在危険デザイン,その後(2015.12.05)
「ことば」カテゴリの記事
- (続)英語のカタカナ表記の問題(疑問)(2020.11.24)
- 文鳥はリテラチャーバード?(2020.10.06)
- 「ドコモロ」座とは、星座? 劇場? 劇団? それとも映画館?(2020.09.13)
- 英語のカタカナ表記の問題(疑問)(2020.08.20)
- 英語のカタカナ表記の問題(疑問)(2020.08.20)