「おもしろい」から「使える」へ
おもしろいアイデアや技術はたくさんあるが,それを使える技術にするのは難しい.
そこに技術的なギャップがある場合もあるが,まったくギャップはなく,目の付け所が違うだけの場合もある.
顔認識技術の応用製品が次々に発表される中,僕にとって,おもしろいで終わってしまう例は,デジタルカメラLUMIXの個人認識技術“Ayuを探せ”である.
運動会で自分の子供を探してピントを合わせてくれるとか,浜崎あゆみ(Ayu)+多数女性の撮影時に,Ayuの顔に最適な自動調整ができる機能で宣伝されている.
それはおもしろくて凄い技術だと思うけれど,「へぇ〜,でも….」となってしまう.いくらかわいい我が子でも,“他の子はともかくうちの子を”という考え方に違和感を覚えるからだ.このような僕の考えに違和感を覚える知人は少なくないが(^_^;
さて,一方,技術としてはまったく同等だと思うが,Appleの写真管理ソフトiPhoto '09の新機能“人々”は,おもしろい上に,便利だ.
同じ人が写っている写真を自動的にまとめてくれる“人々”機能は,ひとり思わず笑みがこぼれるくらい使える!
ちょっと気になったので,英語版iPhoto '09での用語を調べてみたら,“人々”は "People" ではなくて "Faces" であった.
| 固定リンク
「科学・技術」カテゴリの記事
- ビッグ呼び出しベル(2017.04.02)
- 自動翻訳が不完全であることの便益(2017.03.26)
- 文明の利器に潜む危険:トイレのハンドドライヤー(2016.09.02)
- コンピューターの文章読み上げ機能における英語の発音(2016.01.31)
- 潜在危険デザイン,その後(2015.12.05)
「モノ」カテゴリの記事
- ずっと家にいてつまらないときにおすすめ:ペン型の顕微望遠鏡(2020.05.04)
- 【あったらいいもの】高精細テレビ用の高機能フィルター(2019.07.15)
- 【工作】メモ帳ホルダー(2019.02.15)
- 存在感があり、管理しやすいUSBメモリー(2017.09.25)
- 「信号は赤です」と警告する信号機(2016.10.26)