取扱説明書

2017年5月15日 (月)

過剰なサービス:レンジで温めるチキンカツカレーの場合

Chickencutletcurryrice写真(クリックで拡大)は、2016年3月にローソンで購入した、レンジで温めて食べるチキンカツカレーの説明部である。

「温め後のやけどや容器の傾きによるこぼれにご注意ください。」も丁寧すぎる注意ではあるものの、最近は見慣れてきた。

が、「温め不足でお米がかたい場合には、10秒ずつ追加加熱してください。」は、過剰なサービスに思える。

目安の秒数を示してくれているのではあるが、電子レンジを初めて使う人でない限り、イメージはつかめていると思うし、「20秒の追加加熱ではいけないの?」とツッコみたくなる人も多いだろう。

それくらいは当人に任せてもらいたいものだ。

仮に失敗して熱くなりすぎたとしたとしても、大きな害のない、いい経験になるはずである。

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2015年8月31日 (月)

すぐにお飲みくださいの「すぐ」,よく振ってくださいの「よく」

「ノオト:限定し過ぎ!?(続)」では,飲むヨーグルトの飲み方説明での限定し過ぎについて述べた.

それとは反対に,具体的にどうすればよいのか悩む説明もある.

「開栓後は,すぐにお飲みください」の「すぐ」とは,2時間以内なのか,5分以内なのか,それとも,10秒以内なのか?
“常識的”には10秒以内と考えるのはおかしいが,もしも,そのように解釈して実行した人が,全然味が楽しめなかったと残念がっていたら,それを責めるよりも,同情して,次からはそんなに急がなくていいんだよと教えてあげるだろう.

「よく振ってください」という飲むヨーグルト(果肉入り)もある.
この解釈も悩むところだ.振りが足りないと,ヨーグルトと果肉がよく馴染まずに,ストローで飲みにくかったり,口当たりもよくない.かといって,振りすぎると,ドリンクのようになってしまい,折角のヨーグルトのとろみや果肉の感触が消えてしまう.

以前,好んで飲んでいたことのある缶入りゼリーには,上下に強く7回振ってからお飲みください,というような感じのことが書かれていた.
はじめて飲んだとき,ゼリーがくずれ過ぎるのを恐れて弱めに振ったところ,飲み口からゼリーがまったく出てこなくて,甘みを含んだ空気だけを吸うことになった.
少し追加で振ってみては飲んでみるということを繰り返し,結局,上下に30回くらい振ったところで,ゼリーがちょうどいいくずれ具合になった.
2度目からは,思い切りよく振れるようになったものの,一発で決めるのは難しかった.
振りの強さ,振りのストローク,ゼリーの温度など,多くの要因があるから,振る回数を守っても一定の結果(ゼリーのくずれ具合)を得ることはできなかった.

こう考えると,具体的に数字で指定しておきながら数字に意味がないと思われるよりも,「よく」などと感覚的に説明する方がいいのだろう.

結局,「よく振る」の「よく」や,「すぐに飲む」の「すぐ」がどの程度なのかは,経験で知るしかない.

はじめはうまくゆかないが慣れてくるといい感じにできるようになるというチャレンジ性があるから,リピート率が高まるのだろうし,そもそも,この手の商品の開発意図はそこにもあるのだろう.

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2015年3月29日 (日)

新生常磐線特急列車内の説明書における錯覚と分かりやすさ

Joobansenlimitedexpress2015年3月14日に,常磐線が生まれ変わった.

これまでは上野駅が終点(起点)だったのが,品川駅が終点になり,東京駅にも停まるようになった.
このこと自体,わがこととして,状況に慣れるまでは乗り継ぎ戦略の試行錯誤が必要だなあと,そして,上野駅および周辺の身になると,ひとごとながら,案じるところがあるが,今回は別の話題である.

特急列車の座席の区分は「指定席」「自由席」が当然だったが,今回,常磐線からは指定席も自由席も消滅した.
グリーン車を除くすべての座席が指定席でもなく自由席でもなく,単なる座席になったのだ.

この独特の方式は乗客の混乱を招くだろうと危惧しているが,今回は危惧はさておいて,説明書での錯覚の話をひとつ,そしてもうひとつ,その説明書の避けられない難しさの話をしたい.

まずは錯覚の話.
(とはいっても,これは錯視図形のことではなく,説明書の図解が伝えようとするメッセージと自分の感じ方が違うということである.)

写真(クリックで拡大)が,各座席に貼られている説明書(の一部)である.

赤・黄・緑の表示は「点灯」を伝えようとしているのだが,には「点灯」ではなく「点滅」しているように感じる.
放射状に伸びる線に「点滅」を感じ取ってしまう.
Q. みなさんはどうでしょうか?

次は,その同じ説明書について,本当に分かりやすくすることは難しいと感じたことである.

「ノオト:混乱させる表示(その後)…写真撮影に成功」「ノオト:混乱させる表示(テレビ番組編)」では,表示のズレが混乱を招くことを述べたが,ここで述べることは,「ノオト:分かりやすい表示」に近い話である.

上の写真は通路を挟んで車両右側の座席で撮影したものであるが,頭上を見上げると説明書の通りに赤・黄・緑の順にランプが並んでいる.
一方,通路を挟んだ車両左側の座席では,説明書は同じなのだが,頭上のランプは逆に緑・黄・赤と並んでいる.
(言い替えれば,ランプは車両の中心線から外に向かって赤・黄・緑と並んでいる.)
ランプに色が付いているから誤解されることはないだろうが,できれば左側の座席でも,説明書と表示が同じ順序であって欲しい.
しかし,説明書は前の座席の背もたれに貼り付けてあるから,座席の向きを自由に変えられる現状の車両では,この食い違いを解消することはできない.
頭が混乱するかもしれないが,この説明書は,列車が上り列車であっても下り列車であっても,通路を挟んで進行方向右側の座席に進行方向を向いて座るときに,頭上の表示と一致する.

説明書を背もたれに貼り付けずにランプの横に貼り付ければ問題なさそうだが,その場合でも説明の文字の向きが進行方向によっては逆になるという問題が残る.

紙を貼り付けた説明書でこの問題を完全解決するのは不可能であろう.

2つ目の話から導き出されるアドバイス:
常磐線特急の新システムに慣れていない人に指定席を用意する場合には,通路を挟んで進行方向右側の座席にするのがよい.そうすれば,ランプに関する余計な心配をさせずにすむ.

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2015年2月20日 (金)

「強烈すぎるメッセージ」に追記

「ノオト:強烈すぎるメッセージ」に追記しました.

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2015年1月28日 (水)

強烈すぎるメッセージ

Babyrest

昔は例外的だったが,近年は設置されているのが普通になったもののひとつに,駅やショッピングセンターのトイレの乳幼児シートがある.

シートには必ず,保守管理者向けの注意と,利用者向けの注意書きが掲示されている.

この写真は,利用者向け注意書きの一部を切り出したものである(クリックで拡大).

中央と右側の,「離れない」「遊ばせない」は標準的な効果で訴えてくるが,左側の「目を離さない」は,アピールが強烈過ぎて,恐いくらいである.

何ごとも,論理よりも感情に訴える方か効果的だから,「恐いくらい」と感じたに対しては大変に有効なメッセージであると言えよう.

これとは別のメーカーの注意書きに,「目を離さない」の絵として,子どもに背を向けてコンパクトで化粧を直している女性の姿が描かれたものがある.そのアピール力は標準的な範囲に収まっていた.

《追記:2015-02-20》化粧直しをしている女性バージョンの写真を撮ることができた.これ(クリックで拡大)である.
Babyrest2

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