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2015年9月14日 (月)

辞書の引き比べ

の10代から20代の時期は,辞書(辞典)を引いて行なう遊び(ゲーム)が流行っていた.

友だち同士ばかりか,辞書引きゲーム単独で成立していたテレビ番組(「たほいや」)もあった.

さて,当時のこととは無関係だが,手元の国語辞典と英語辞典を引き比べてみたところ,提供しようという情報の違い,広げていえば文化の違い,を感じたので記しておこうと思う.

国語辞典は「スーパー大辞林」,英語辞典は "New Oxford English Dictionary" で,どちらも Apple の OS X (Yosemite) に標準で付属しているものである.

国語辞典で「ヒストグラム」を引くと,

「統計資料の度数分布図の一。横軸に階級を,縦軸に度数を取り,度数分布の状態を長方形の柱で表したグラフ。柱状グラフ。」
と,正確さよりもおおまかなイメージを伝えようとしているようである.一方,英語辞典で "histogram" を引くと
"a diagram consisting of rectangles whose area is proportional to the frequency of a variable and whose width is equal to the class interval."
というように,「統計」などのキーワードに触れることもなく,淡々と正確な定義が書かれている.

上の2つの説明について補足すると,国語辞典の説明は,僕も学生時代はそうであったのだが,〈ヒストグラム≒棒グラフ〉という漠然とした不正確なものである.一方,英語辞典の説明では,長方形の面積が度数に比例し,長方形の幅が階級幅に等しいように描かれたグラフ,となっており,ヒストグラムが,単に度数を棒グラフ化したものではないことが明確に述べられている.

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