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2015年3月29日 (日)

新生常磐線特急列車内の説明書における錯覚と分かりやすさ

Joobansenlimitedexpress2015年3月14日に,常磐線が生まれ変わった.

これまでは上野駅が終点(起点)だったのが,品川駅が終点になり,東京駅にも停まるようになった.
このこと自体,わがこととして,状況に慣れるまでは乗り継ぎ戦略の試行錯誤が必要だなあと,そして,上野駅および周辺の身になると,ひとごとながら,案じるところがあるが,今回は別の話題である.

特急列車の座席の区分は「指定席」「自由席」が当然だったが,今回,常磐線からは指定席も自由席も消滅した.
グリーン車を除くすべての座席が指定席でもなく自由席でもなく,単なる座席になったのだ.

この独特の方式は乗客の混乱を招くだろうと危惧しているが,今回は危惧はさておいて,説明書での錯覚の話をひとつ,そしてもうひとつ,その説明書の避けられない難しさの話をしたい.

まずは錯覚の話.
(とはいっても,これは錯視図形のことではなく,説明書の図解が伝えようとするメッセージと自分の感じ方が違うということである.)

写真(クリックで拡大)が,各座席に貼られている説明書(の一部)である.

赤・黄・緑の表示は「点灯」を伝えようとしているのだが,には「点灯」ではなく「点滅」しているように感じる.
放射状に伸びる線に「点滅」を感じ取ってしまう.
Q. みなさんはどうでしょうか?

次は,その同じ説明書について,本当に分かりやすくすることは難しいと感じたことである.

「ノオト:混乱させる表示(その後)…写真撮影に成功」「ノオト:混乱させる表示(テレビ番組編)」では,表示のズレが混乱を招くことを述べたが,ここで述べることは,「ノオト:分かりやすい表示」に近い話である.

上の写真は通路を挟んで車両右側の座席で撮影したものであるが,頭上を見上げると説明書の通りに赤・黄・緑の順にランプが並んでいる.
一方,通路を挟んだ車両左側の座席では,説明書は同じなのだが,頭上のランプは逆に緑・黄・赤と並んでいる.
(言い替えれば,ランプは車両の中心線から外に向かって赤・黄・緑と並んでいる.)
ランプに色が付いているから誤解されることはないだろうが,できれば左側の座席でも,説明書と表示が同じ順序であって欲しい.
しかし,説明書は前の座席の背もたれに貼り付けてあるから,座席の向きを自由に変えられる現状の車両では,この食い違いを解消することはできない.
頭が混乱するかもしれないが,この説明書は,列車が上り列車であっても下り列車であっても,通路を挟んで進行方向右側の座席に進行方向を向いて座るときに,頭上の表示と一致する.

説明書を背もたれに貼り付けずにランプの横に貼り付ければ問題なさそうだが,その場合でも説明の文字の向きが進行方向によっては逆になるという問題が残る.

紙を貼り付けた説明書でこの問題を完全解決するのは不可能であろう.

2つ目の話から導き出されるアドバイス:
常磐線特急の新システムに慣れていない人に指定席を用意する場合には,通路を挟んで進行方向右側の座席にするのがよい.そうすれば,ランプに関する余計な心配をさせずにすむ.

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