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2014年5月

2014年5月19日 (月)

矢印の難しさ

矢印は便利な記号であるが,2通りの解釈があり得るから安易な使用は禁物である.

結論から言えば,「流れ」を意味する場合と「(矢印の先を)指し示す」使用法がある.

例えば
 A → B
と書けば,〈AならばBである〉〈Aの次にB〉など,「流れ」を表現する.

一方で,
 ステキ → スイーツバイキング90分食べ放題,おひとり様980円
と書けば,「流れ」ではなく「指し示し」である.

「〈スイーツバイキング90分食べ放題,おひとり様980円〉とはステキ」である.

ここでは,が実際に混乱した例を紹介する.

まずは混乱しない例から入ろう.
この写真(クリックで拡大;以下同様)は,ペットボトルのラベルはがし口の印である.

Arrowbottle_2

恐らくこれを見て,大多数の人は混乱せずに,ラベルをどちら向きにはがせばよいか予想がつくだろう.
答えは下の写真である.

Arrowbottleans

次は,僕が混乱した例である.
僕の悩みに共感してくれる人は多いのではないだろうか.

Arrowcd

矢印の先端を下にはがすべきか? それとも,下から上にはがすべきか?

Arrowcdquestion

正解は,下から上にはがすであった・・・UPが正解!

ペットボトルでは,指でつまむべき部分が指し示されていたが,CD-ROMでは,矢印は包装をはがす動作の向きを表現していたのだ.

※ 矢印に関する考察として,「ノオト:開封方向の錯覚」も参照.

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2014年5月 2日 (金)

書店の本を机に向かって読んでいいシステムへの違和感

書店の棚に並べられている本を,備えられている机に向かって堂々と読んでいいシステムについて,が最初に知ったのはジュンク堂書店での試みだった.10〜20年ほど前のことだったろうか….

その頃,ジュンク堂書店に行ってみた際に,書棚から持ってきた本を2〜3冊並べて,ノートしつつ勉強している若者の姿が印象に残っている.

書店店舗での書籍販売に危機感を抱いていたであろう書店側が,インターネット・ストアにないサービスを打ち出したのだと思うが,本来の趣旨《立ち読みして購入を検討するのではなく,ゆっくりと椅子に座って吟味して欲しい》とはほど遠い活用が目立っていた.完全に図書館代わりであった.

10数年が経った現在でも,書棚の本を机に向かって読んでいいシステムはすたれるどころか拡大している.

僕が時折訪れるH市の書店TにはカフェTが併設されている.そして,そのカフェには書店の本を持ち込んで読んでいいシステムが導入されている.

潔癖症ではないが,無用な感染を予防したいと考えている僕は,そして,できれば本や雑誌は手垢で汚れていないものがいいと思う僕は,新刊書店の本をじっくりと腰を据えて読んでいいシステムに違和感を覚えている.

本との出会いを提供してくれた書店に感謝の意を表してそこで購入したい気持ちと,汚れた本は買いたくないという気持ちの葛藤を解決するために,数か月前に,書店Tのスタッフに確認してみた.

そのときのQ&Aは次の通りである.

Q. もしも本が1冊しか残っておらず,それがパリッとしていない場合はどうすればいいでしょうか?
A. 新しいものを発注させていただきます.もしもチェーン店に在庫があれば,送料無料でお送りすることも可能です.

これに対していろいろと申し出たいと思うことはあるが,サービスとしては配慮されていると感じたので,もうしばらくこの手のサービスの動向を見守りたいと思う.

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