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2013年7月

2013年7月19日 (金)

Evernoteアプリをより便利に使う方法(続)

ノオト「Evernoteアプリをより便利に使う方法」では,iPhone版Evernoteの使いにくさを克服する対処策[*]を紹介した.

[*] この表現は適切ではないかもしれない.日頃便利に使わせてもらっているアプリに敬意を表した表現に言い換えれば,便利なアプリをより一層使いやすくする方法を紹介した,となるだろう.
そこでは,建設的クレーマーが例によってサポートに質問と要望を出したことも述べた.

Evernoteがアップデートされ,上記リンクの対処策が無用になる改善が施された.

「お気に入り」へのアクセスが期待以上に便利になったのだ.

名称が「お気に入り」から「ショートカット」に変更され,実はそれは単なる名称変更ではなく,PC版Evernoteには以前からあった「ショートカット」がiPhoneアプリにも導入されたのだ.

もちろん,iPhone版アプリとPCアプリのショートカットは共有されている.

心が晴れやかになるほど,うれしいアップデートである.

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2013年7月16日 (火)

フリップブック

はこれまで多くのフリップブック(パラパラとめくるとそこにアニメーションが現われるもの)を手にしてきた,そして,中学校の社会の教科書への落書きに始まり,ときどき自作もしてきた.

が,…

これほどにユニークなものには,はじめて出会った.

それは,もうひとつの研究所によるモノである.

もうひとつの研究所からは多くのフリップブックが出されているが,僕が購入した2種類が写真(クリックで拡大)である.

Flipbook

何がユニークかというと,「めからかいこうせん」については,フリップブックがブック(本)であることを活用した錯覚が用いられていること,「階段のふり」については,旧来のフリップブックにはない手法が用いられていること,である.

旧来のフリップブックにない手法とは,注目物体(主人公)ではなく背景が動く手法である.スーパーマリオブラザーズなどのテレビゲームのイメージである.中学の社会の教科書への手描きでは実現困難な手法である.

インターネット検索してみると,もうひとつの研究所のフリップブックが多数紹介されているが,実物ではないと実感できないことも多々ある.

ここで紹介したものは,定価1,260円と,個人が趣味で購入するにはやや高価である.しかし,人間の知覚や認識をテーマとする仕事をしている僕には,間違いなく買いであった.

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もったいなくて…

Notepadfrancfranc

第一にデザインが気に入ったのは確かだが,それでも実用目的で買ったはずだったが,手に入れて1年は経った今も,時折手にとってはパラパラとめくって楽しむ愛玩品となっているのが,この手帳(クリックで拡大)である.

これはFrancfrancで購入したものである.

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2013年7月 9日 (火)

滑らかなグラフ

がかつて見たことがないに等しいテレビ番組「池上彰の学べるニュース」(テレビ朝日)を,その日(2013年7月7日)珍しく見た.もちろん,いつものように消音して.

僕が見ていた時間帯の話題は参院選であった.

その中で,驚くほど滑らかなグラフが出てきたので,すぐにカメラのシャッターを切った.それがこの図(クリックで拡大)である.

Sangiinsenkyo2010touhyouritu

実験やアンケートの結果をグラフにすると,大概はこれほど滑らかにはならず,どこかで凹みができるものだが,この結果(2010年参議院議員選挙の年齢層別投票率)は特異な年齢層がなく滑らかなのが驚きである.

出展として書かれている「目で見る投票率」をWeb検索したところ,総務省の選挙関連資料ページに,元となった情報(PDFファイル)があった.

その情報大変に面白い.衆参院選における男女別投票率,天候との関係,無効投票の状況,地方選挙の投票率,棄権理由,投票した時間などなど,情報満載である.

ちなみに,そのPDFファイルを見ると,前回および前々回の衆院選,そして前回(2010年)および前々回の参院選の4つの選挙すべてで,年齢層別投票率は凹みがなく滑らかになっている.

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2013年7月 8日 (月)

漢字「嵐」は2010年まで常用漢字ではなかった

国語辞典を引いている際に偶然に知ったのだが,2010年(平成22年)まで「嵐」は常用漢字表に入っていなかったようだ.

常用漢字とは「一般の社会生活で漢字を使用する際の目安として示されている」ものである(大辞泉2008より).

常用漢字表は1981年に改定されて以来,2010年まで改定されていなかった.

2010年の改定に際しては,「現行の常用漢字表に掲げる漢字と,現在の社会生活における漢字使用の実態との間にはずれが生じており,このずれを解消するという観点から,字種の選定を行うこととした。」という.

今回の改定では,漢字出現頻度を重要視した,とある.書籍,新聞,ウェブサイトに使われている漢字を調査し,多く使われている漢字を優先したようだ.

となると,「嵐」が追加された理由も頷ける.恐らく,アイドルグループ「嵐」の文字の,新聞やウェブサイトにおける出現が大いに影響したと想像するに難くない.

選定の考え方と方法に加え,追加削除された字種一覧,字体デザインについてなど,常用漢字のあらゆることについて書かれている資料(改定常用漢字表,平成22年6月7日,文化審議会答申)が,ここにあるリンクからPDFで入手可能である.この資料は,には大変に面白い.

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拡大と縮小

画面がタッチパネルであり,2本の指を広げたり狭めたりすることで画面の拡大縮小が行なえることがスマートフォンの代名詞となった現在,もしも現代版「アクションQ」(*)があるなら,スマートフォンや携帯電話を表わすジェスチャーは簡単だろうなぁと思う今日この頃である.

(*) は今の今まで,番組名が「アクションQ」なのだと思っていたのだが,念のためインターネット検索で調べてみたら「シャープ スターアクション」というのが番組名のようだ.詳しくはウィキペディアを参照.なお,ユーチューブに映像があったが,番組冒頭のみであり,僕が伝えたいイメージを感じてもらうのは難しい.この番組は,ひとことで言えば,ジェスチャーゲーム番組である.
さて,昨今はジェスチャーといえば,パソコンやスマートフォンを操作する指の動きを指す.

今回は,スマートフォンおよびタブレットにおけるジェスチャーの話である.

タッチスクリーンが普及したことによる,携帯電話にまつわる変化(僕の観察結果)といえば,旧来の携帯電話ではおじさん/おばさんが主に利用していた,左手保持右手タッチ法が拡大したことが挙げられる.

このような状況だから,旧来の携帯電話と同様に片手で入力するユーザーは,少数派ではないにしろ,メジャーではなくなっているようだから,以下に述べる問題を問題だと思っている人は少ないかもしれないが,片手で操作できてこそ携帯電話だという観念を強く抱いている僕は,2本の指を広げたり狭めたりすることで画面の拡大縮小を行なう操作(ピンチ操作;pinch)を問題視していた.

Apple iPhone や iPad の iOS 6 の場合で言えば,片手での操作(つまり2本ではなく1本指での操作)についても少しだけ配慮されているが,不十分である.

Webブラウザー(Safari)では,1本指のダブルタップでページが拡大する(ダブルタップした領域が画面の横幅一杯に拡大される;ここでいう領域とは,表のひと枠である)が,片手ではそれをもとの表示に戻す術がない.

写真アプリでは,1本指のダブルタップで拡大し,もう一度ダブルタップするともとの縮尺に戻る機能があるが,望みの拡大率にする術はない.

マップアプリでは,1本指のダブルタップで拡大し,2本指の(シングル)タップで縮小する機能があるが,片手では2本指を使うことができない.だから,片手操作では,拡大する一方である.

ユーザー・インターフェイス(ヒューマン・インターフェイス)を研究の一部としている僕だから,これを解決する手法を,未完成ではあるが考えてはいた.考えはじめて3〜4年になるだろうか….しかし,僕が一瞬にして白旗を揚げるすばらしい方法で僕の希望を実現しているアプリがあった.

Google Mapsアプリを操作しているとき,「おやっ!?」と思った.なぜか片手で拡大縮小ができた瞬間があった.

なぜそうなったのか分からないままに試行錯誤したところ,片手(1本指)での拡大縮小操作ができるような設計になっていることが分かった.

ダブルタップし,そのまま指を離さずに上下にスライドさせると,拡大縮小する.

他のアプリでもこの方式が使えれば,片手ユーザーにとって大変ありがたい.

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2013年7月 6日 (土)

美術館での写真撮影

は美術館に関する知識が豊富ではなく,ごく少数の経験でしか知らないが,その知識と経験の範囲では,日本の美術館で写真撮影が許可されるのは例外である.

常設展ではなく企画展で写真撮影が認められているのを2回ほど経験したことがある.
ただし,フラッシュは禁止で,三脚を使っての撮影も禁止されていた.
作品に害をおよぼさず,個人で楽しむ範囲ならいいということだ.

それに対し,外国の有名な,しかも大規模な美術館で,常設展の写真撮影がOKという例を2度経験した.

フランス,パリのルーブル美術館は写真撮影が認められていた.モナリザの写真だって撮れた.

最近訪れた米国のボストン美術館も,写真撮影OKであった.
僕は多くの写真を撮影したが,冷静に人間観察したところ,写真を撮っている人は5%未満であった.

僕にとっては,そもそも写真好きであることに加え,普段日本で規制されている写真撮影が許されていることに嬉々としていたこともあるだろうが,目だけで作品を鑑賞して楽しんでいる人々のおとな加減に,自分の未熟さを思った.
とはいえ,折角の機会だから,遠慮なく撮影した.

眺めて楽しめる写真を数多く撮影できたが,その中でも僕が気に入っているのはヘラクレスと僕との勝負を収めた写真である(クリックで拡大).

Jankenfightwithhercules

僕がヘラクレスに勝った瞬間である.ただし,じゃんけんで.

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アナウンスの声の性別

電車などの録音アナウンスは,日本では女性が一般的だが,米国では圧倒的に男性である.

10〜20年前に読んだ本(英文/テーマはヒューマンインターフェイスだったか…?)に,アナウンスは男性の声の方がいいのは皆の認識するところである…という風に…書かれていた…記憶がある.

多くの人々に好まれるものが継続するわけだから,これは日本と米国の文化の違いというしかない.
もっとも,異なる文化が形成されるには理由があるから,日本語と英語の言語学的,あるいは音韻学的な違いから考察することも興味深いだろう(既に十分に考察されている可能性があるが…).

JR東日本の,とある特急列車のアナウンスを意識して聞いてみると,日本語での録音アナウンスが男性,英語での録音アナウンスは女性となっている.

おやっ? ちょっとおかしくないだろうか.

好まれるのは,日本(日本語)→女性アナウンス,米国(英語)→男性アナウンス,であるのだから,逆の方がいいのではないだろうか?

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2013年7月 5日 (金)

マッハGoGoGo

ウィキペディアで調べてみると,マッハGoGoGoは1967年4月2日〜1968年3月31日に放送されたようだから,は5歳〜6歳ということになる.

記憶に残っているのは再放送という可能性もあるが,ともかく幼い頃に見たアニメであることには違いない.

最近,映画やドラマの配信サービス「Hulu」を試してみた.

懐かしいドラマやアニメがあったから,マッハGoGoGoも数回分見てみた.

40数年振りに見て分かったことを2つ述べたい.

はじめは,マッハ号に付いているボタンのことである.ボタンに

A B C D …

とアルファベットが付いていたことは記憶にある.ただし,それは,ただアルファベットを最初から並べたと思っていたが,そうではなく,すべて,機能のアルファベットの頭文字であった.

A:auto jack (オートジャッキ)
B:belt tire (ベルトタイヤ)
C:cutter (カッター)

という具合である.これは UI (ユーザー・インターフェイス)として,いい設計である.ただ無意味にボタンが割り当てられていると,とっさの時に間違えやすいが,機能の頭文字になっていれば間違いにくい.

久しぶりに見て分かったことの2つ目は,ドラマのナンセンスさである.

僕も子供だからまったく気づかなかったのだろう.素性の分からない覆面レーサーがレースに出場できること,エントリーしていないのに,アマチュアの三船剛(主人公)がレースに飛び入りで参加できてしまうこと.あるいは,レース審判員(はいないようだが,もしも存在しても)の見えないところで繰り広げられる考えられないレース妨害.それらのナンセンスさは,大人になってしまった僕には,不条理以外の何ものでもない.

そのようなナンセンスさを楽しむことのできていた自分がかわいらしくて,可笑しい.

大人の視点(論理)ではナンセンスであるものを,ナンセンスと思わない子どもの視点も重要なのだろうと理解しつつも,大人になり,大人の視点で見ても楽しめるアニメやドラマは貴重なのだと再認識したのであった.

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2013年7月 4日 (木)

サービス向上のためのハイテク機器

以前,米国のサービス後進性について述べたが,ひとつ,が初めて見た(初めて体験した)進んだサービス機器があった.

現在の日本では,さまざまな場面でセルフサービスが浸透している.

注文した食べ物が出されるまで注文カウンター脇で待ったり,注文品ができたとの呼びかけで取りに行ったり,受信機を渡され,呼び出しベルのピーピー音やバイブレーションで順番が来たことを知ることは,庶民の日常茶飯事である.

だから,店員が見やすいように工夫された番号札を渡されてテーブルに座れるときには,セルフではないサービスを受けられて,気楽で気分がいいと感じる.

店員の立場に立つと,番号札の見つけやすさは客の置き方と店の広さや構造に依存する.
広い店,死角のある店,2階のある店では見つけるのが大変そうである.

冒頭に述べた,米国で体験した進んだサービスとは,この番号札のハイテク版であった.

カウンターで注文すると写真(クリックで拡大)のプレートを渡された.大きさは片手には収まらない程度,厚さは7〜8ミリメートルだったと思う.
Tabletracker

これをテーブルに置いておくようにとの説明だった(プレートにもそう書いてある).

これは,広くて死角の多い店内でも,店員が迷うことなく客のテーブルを特定できるシステムであった.
メーカーのWebページには,この装置の利便性をアピールするムービーが掲載されている.

ボストンのPanera Breadで体験したこのシステムは,サービスやユーザーインターフェイスに強い関心のある僕の好奇心を強く刺激したのであった.

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2013年7月 1日 (月)

使いやすいピンマイク

は仕事柄,ピンマイクを使う機会が多い.
ここでいうピンマイクとは,小さなマイクを胸元にピンで留め,送信機をポケットに入れて使うアレである.

講演の場合には,一度スイッチをONにしたら,最後までそのままだが,授業の場合には,僕は頻繁にON/OFFを行なう.

なぜかといえば,ONのままだとふとしたときに鼻息や咳払いがマイクに入ってしまうため,しゃべるとき以外はOFFにするようにしているからである.

僕の授業には,自分はしゃべらず,できるだけ学生にしゃべらせるという方針があるから,教室を歩いている時間が比較的多く,その間中スイッチをONにしておくと,声を掛けられた学生への回答がマイクを通してクラス中に響いてしまったりする.

以上のようなわけで,僕が好むピンマイクは
《ポケットに入れた送信機のスイッチがONなのかOFFなのか,手探りでも確実に分かるデザインのもの》
である.

僕の知る限り,ピンマイクのスイッチ部の構造は大きく2種類に分けられる.
 (1) スライド型
 (2) 押しボタン型
である.

(1)は面内でスライドしてON/OFFを切り替える構造,(2)は,ボタンが押し込まれていなければOFF,ボタンが押し込まれていればONという構造である.
僕がよく使う(2)は,押し込まれていないとき(OFF時)にボタン上面が送信機本体面と同じ高さになり,押し込まれていると(ON時)本体に沈み込む構造である.

ポケットにしまった送信機を手探りで操作し,ON/OFFを自在に切り替えるとき,(1)と(2)のどちらが便利かというと,(2)の圧勝である.

なぜなら,どの向きがONであるのかは,送信機をどの向きでポケットに入れたかに依存するからである.
どの向きに入れたか覚えておけばいいではないかと言うかもしれないが,覚えることにも,脳には相応の負担がかかる.
負担ができるだけ少ない,言い換えれば,そのときに送信機をどの向きにポケットに入れたかという短期的な記憶なしで,直感や習慣で判断できるデザインの方がいい[註].

(2)がいい理由は,押し込むとON,押し込まなければOFFという,現代の人間には自動化されている概念と一致するために,記憶が不要だからである.

最近の僕の経験の範囲で,使いやすかったピンマイクのメーカーと型番をメモしておいた.
それは,
 Panasonic WIRELESS MICROPHONE WX-4300B
である.

[註]あらかじめ,ものいいに言い訳しておくと,常に同じ位置のポケットに同じ向きに送信機を入れるのであれば,スイッチのON/OFFの方向は固定され,操作が習慣化されるから,ON/OFFの判断は自動的となり,短期的記憶は不要となる.しかし,僕は服装が日によってばらばらだから,操作が習慣化されるには至らない.

【参考】このノオトで,以前,iPhoneのボリュームボタンの構造について,上記と関連性のある考察をしているので,参照されたい.

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