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2013年6月23日 (日)

らしく

カップ麺はカップ麺らしく,そして,コンビニはコンビニらしくあって欲しい.

らしくあって欲しいと願う気持ちは保守性の表われかもしれない.
らしくないのは,開拓者精神に基づく新規市場開拓,新規顧客開拓に苦慮する経営陣の一時の気の迷いかもしれない.
とはいえ,ユーザー(客)からすれば疑問に思うことだから,たとえ一過性の現象ではあっても,の見解を述べたい.

昨今,というには長い歴史があるが,カップ麺に過度に美味しさを求める風潮がある.
僕が思うに,極論すれば,あんまり美味しくないからカップ麺なのだ.
そして,あんまり美味しくなくてもいいのだ.

美味しさを追求する姿勢は悪いことではないから認めるとして,カップ麺の本来の目的を大きく逸脱して,食べるためにユーザーの手を極度に煩わせる指示をするのは本末転倒である.
僕の基準で厳しくいえば,具材やスープが合わせて3種類もあるのはルール違反だが,手間とゴミがちょっとふえるだけで美味しくなるのだからよしとしよう.

しかし,具材の袋を「別にお湯で温めておくと更に美味しくなります」というのは完全なるルール違反である.
フーテンの寅さんの声が聞こえてきそうである・・・「それを言っちゃあ,おしまいよぉー」
カップ麺本体のカップ以外の器具を使わせるとは,もってのほかだ.

仮に,製造元としては,この具材を別にお湯で温めてもらえればもっと美味しくなるんだが…,と気づいていたとしても,それは書かないのが紳士,淑女の態度である.
製造元は沈黙を守り,その裏技を発見したブロガーの発信が世間に広がるのを待つのが筋である.

続いてはコンビニの話題である.

コンビニで本格的なコーヒーやカフェラテを提供するようになって久しい(・・・と書いた後に調べてみたら,意外にも1年は経っていなかった).

サービス開始当初,店員は慣れないサービスに右往左往しており,レジに普段以上の行列ができるのを見ては,経営陣の準備不足を感じた.
複数の店舗で見た店員のあたふたに,それまでの人員でカフェ・サービスを追加でこなすのは無理ではないかと思った.

カフェ・サービスによって,コンビニ本来のサービスが完全に阻害されてしまった.
本来のサービスとは,もちろん,短時間で購入できることである.

より美味しいもの,より安いもの,より多くの品揃えの中からの選択をしたいなら,スーパーやデパートやカフェ専門店に行けばよいのだ.
最高に美味いわけではなくても,少々高くても,限られた品揃えであっても,時間を節約したいからコンビニに行くのだ.

サービス開始から半年以上がたった今でも,10人に1人でもカフェ利用者がいると,レジ行列の進行が大幅に阻害されている.
カフェ導入前の人員に1名追加するくらいでなければ,これまで同様のサービスは維持できないと思う.

実のところ僕も時折コンビニのカフェを利用するが,十分に空いているときに限る.
ある程度混雑しているときにはカフェの利用を遠慮してしまう.

このように客に遠慮させるようでは,まだサービスが成熟しているとはいえない.

カフェ・サービスがなくなったとしたら,僕自身も残念ではあるが,コンビニ本来のサービスに徹する上ではやむを得ないから簡単に諦められる.

コンビニはコンビニらしくあって欲しい.

《追記:2013-06-23》上記コンビニで念頭に置いたのはイニシャル「ら行」の大手コンビニである.本格カフェのさきがけであったと記憶している.本格カフェサービスでは後発のイニシャル「は行」コンビニは,セルフサービスと組み合わせることで上述のレジ行列の伸長を低減している.イニシャル「さ行」コンビニや「ま行」コンビニは,ラテを扱わず,コーヒーのみとした上でセルフサービスとしている.

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