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2012年11月25日 (日)

配置にやられた話→配置の工夫の話→傍受の話

そのカフェはまだ3度目の利用だった.自分の意図しないサイズのコーヒーを頼みそうになった.

最初はテラス席で,2度目はテイクアウトで,3度目もテイクアウト,というわけで,メニューや店についてはまだよく分かっていなかった.

3度目に,危うく自分の意図しないサイズを頼みそうになり,即座に訂正した直後,2度目にはそれに気づかずに,自分のつもりより大きなサイズを頼んでいたことに気づいた.そして,レギュラーなのに大きめでサービスがいいんだなと好意的に考えていたことを思い出し,間抜けでお人好しな自分がおかしくなった.

その間抜けへの誘因は2つある.ひとつは,電子マネー(例:Suica)を頻繁に利用するようになり,自分が支払っている金額を確認しないことが増えたこと,引いてはものの値段を「100円前後」「300円台」など大ざっぱにしか認識しなくなったことである.だから,レギュラーサイズの割には高いなーなどと考える機会を失った.

もうひとつは,メニューの配置にやられたということだ.一般にカフェのメニューは,「Sサイズ・Mサイズ・Lサイズ」や「Short・Tall・Grande」のように,左から右にサイズが大きくなるように書いてあるのが“通例”である.これが通例であって,規則ではないところが重要である.通例を規則と捉えたの先入観が,今回のやられたにつながった.

そのカフェではサイズが2種類で「レギュラーサイズ・Sサイズ」と書かれている.一番左のレギュラーを見た瞬間,最も小さいのはレギュラーと判断し,その右側を見なかったのだ.配置の工夫にやられた.
(僕は,長居するときには小中大の中や大を頼むことがあるが,テイクアウトではまず間違いなく小を頼む.そのような僕の習慣も今回のうっかりに結びついたのだろう.)

配置の工夫で頭に浮かぶのは,銀行ATMタッチパネルの数字の配置である.昨今は暗証番号の盗み見や盗み撮りを警戒するようにとの掲示を見ることが増えてきた.盗み見対策のひとつとして配置の工夫が施されたATMが出て来たのだろう.

たとえタッチパネルまで見えなくても,手や腕の動きを見れば,どの番号を押しているのかだいたい推測することができる.その推測を阻むために,そのATMは時により数字の配置が変更されるのだ.そうすれば,手や腕の動きだけから番号を読み取るのが難しくなる.ただし,配置の変更とはいえ,まったくランダムに配置されるのではなく,

123
456
789

789
456
123

147
258
369

(註:これは実例とは違っているかもしれないイメージ)のような感じで上下や左右の方向が違うだけだから,組み合わせは膨大ではない.しかし,それだけでも不確定さが増すから盗み見で推定するのが困難になり,そこそこ有用だろう.

盗み見といえば,先月(2012年10月)に紹介された記事によると,パソコンの近くにスマートフォンを置き,キーを打つ際の机の振動をモニターするだけで,何を打っているのかを80%程度推定できるそうだ[紹介記事へ].

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