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2012年11月17日 (土)

20の質問

「ノオト:人間のタイプ」の中で次のことを述べた.27の観点を設け,その一つ一つにあてはまるかどうか(はい/いいえ)の組み合わせを考えれば,日本の人口に相当する1億3千万種類の分類が可能であると.

もちろん,実際に人間のタイプ分けをしようとすると,同じ観点に多くの人の「はい」または「いいえ」が集中することがあるから,観点は綿密に考えて設定しなければならない.その上,いくら綿密に考えても適切な観点を見つけるのは難しいから,27ではまったく足りないだろう.

このようなことを考えていたら,2005年の冬に購入し,しばらくは人に見せるなどして楽しんでいたが,久しく手に取っていないおもちゃを思い出した.

それは,バンダイの20Qである.大福を一回り大きくしたような形で,手でギュッと握れるサイズである.
(通販サイトAmazonへのリンクはこちら / このAmazonの商品紹介ページにアクセスしてみたら,何と,が2005年9月28日にこれを注文したことが自動的に表示された! 発売は11月だから,いち早く商品を手にしようと予約受け付け開始後すぐに申し込んだのだろう.)

遊び方はこうだ.まず,プレイヤーは頭の中でものを思い浮かべる.ねこ,ダイヤモンド,カレーライスなど,一般的なものであれば何でもいい.20Qは「はい/いいえ」で答えられる質問を20聞いてくる.それに答えていくと,最後に20Qが,プレイヤーが頭に思い浮かべているものを推理して答えてくる.
(「はい/いいえ」で答えられる質問ばかりだが,どちらか迷う場合や,プレイヤーの知らない観点での質問の可能性もあることに配慮して「ときどき」「わからない」も選べるようになっている / ウィキペディア「20Q」も参照)

2005年のあるとき,知人から面白いWeb頁があると聞き,アクセスしてみた.後から考えると,それが20Q商品化のためのデータ収集頁だったようだ.

買ってしばらくは,よく持ち歩き,人が驚いたり楽しんだりするのを見て僕も楽しんでいた.あるとき,人工知能や脳科学の研究者が集まる集会に持って行き,昼食時に見せたらとても楽しんでもらえたのを覚えている.

僕が試した中で印象深いのは,カラオケを当てられたときである.ねこやカレーライスなら当てられて当然とも思うが,カラオケという,一般語の中では比較的抽象的なものがズバリ当てられたのには驚いた.

さて,冒頭の「人間のタイプ」のところで述べたこととの関連でひとつコメントしておこう.

この20Qは,基本的に「はい/いいえ」で答えるから,20問に対する「はい/いいえ」で
 220 = 1,048,576
の分類ができる.日常普通に使う単語ならすべてが簡単に納まる数だ.

とはいえ,あらゆるものを固定の20問で分類するのは現実的に難しい.かといって20より多いと時間がかかりすぎてプレイヤーが飽きてしまう(瞬発性のあるゲームではないから,人によっては20問でも飽きてしまうだろう).そこで考えられるのは,質問の種類自体は20よりも多く用意しておいて,プレイヤーの回答に応じて質問を選び直す方法である.

20Qは,元来アメリカのラジオおよびテレビ番組だったようで(ウィキペディア「二十の質問」),日本でも「二十の扉」というラジオ番組が放送され人気だったそうだ.そこでは,人間が推理しながら,答えを探るための質問を考える.途中経過で答えが絞り込める場合もあるだろう,一方で,全然絞り込めないから質問の系統を変えてみようと思うこともあるだろう.その人間の行なう思考法が20Qには実装されているのだ.

20Qを最初に手にして以来7年が経った.久しぶりに電源を入れて遊んでみようか.20Qを知らない人も多いだろうから,また反応を楽しんでみようか.

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