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2012年3月

2012年3月25日 (日)

使いやすさ,分かりやすさ

は,これまでの人生の前半の視力が2.0で,その後現在までは1.5である.だから,近年まで,近視の人の不便さが理解できていなかった.

ところが,自分が老眼鏡を作り,読み書きの際に必ずかけるようになった今,見やすさ(判読のしやすさ)というものを,より強く意識するようになった.

このような僕が悪い例だと思う表現が「オン」「オフ」である.なぜなら,「ン」と「フ」は(フォントにもよるが)形が似ているからである.よく見える場合には問題にならないが,ぼけた状態で見ると両方とも「フ」に見えてしまう.

「オン」「オフ」は英語のON,OFFの読みをカタカナ表記したものである.英語ではこれ以外にもOn,Off,あるいは,on,offという書き方があるが,どれも見間違う余地はない.たとえ老眼の僕が眼鏡をかけなくても,である.それは当然である.このまったく逆の意味の単語が間違いやすかったら,言語の長い歴史の間に表記が変化していただろうから,逆に,時を経て使われ続けているということは混乱しない表記だということである.

英語のON,OFFがいいからといって,日本語のオン,オフがいいということにはならない.

ただし,実用上は読めなくてもあまり問題にならないことも多いから,すぐに改善しようという声が上がらないのだろうと思う.例えば選択肢にオンとオフがある場合,まず間違いなくオンは先にある.オンとオフが縦に並んでいる場合には上に,横に並んでいる場合には左に,である.だから,判読が困難であったとしても特定は難しくはない.

しかし,単独で表われる場合もあるから,日本語では別の表記をすべきであると思う.

では,どうすればいいかというと,真っ先に思いつくのは「入」「切」である.次に考えられるのは,現状から大きく変えずに英語のカタカナ書きを保持するとすれば,やや苦し紛れだが「オン」と「オッフ」であろう.

最後に,本題からは逸れるが,僕は以前,老眼という表現の改善案を提案したが近年は老眼の代わりにシニアアイ,老眼鏡の代わりにシニアグラスという表現が広まってきた.僕の提案はネーミングの上手さでまったくこれに及ばなかったようだ.

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2012年3月21日 (水)

背後からの声

人間は見えないものへの不安を覚えるものだ.

一般化した人間の典型例からはほど遠いが,は昔から,陰にひそむなどして「わっ!」と驚かされると,驚きの声を上げ,びっくりして10〜20センチほどジャンプしてしまう.

その昔,寮生150名ほどの男子学生寮で過ごしていた頃,時折薄暗い廊下で待ち構え,僕を驚かせ,僕の驚きを楽しむ友人がいたが,あるときなど,僕の驚きの声にその友人の方が驚いたという逸話もある.

あるいは,玄関のドアを開けたら,そこにいるはずがないと思い込んでいた飼い猫が足下にいるのに驚いて,声を上げてジャンプし,猫の方が驚いて奥に走り去ったという実話もある.

このような僕だが,この世に生を受けて半世紀が過ぎ,それなりに経験を積んできたから,さすがに最近は大ジャンプはしなくなった.それでも,職場などで,ドアを開けたときに予期せずすぐそばに人がいたときには5ミリだけジャンプしてしまうことがある.その際には,何事もなかったかのように装ってごまかしたりしているが….

話を元に戻そう.

このような僕は極端な例だろうが,多かれ少なかれ人間は見えないものに対して不安を覚えるものだ.

とある眼鏡チェーン店に行ったときのことである.

眼鏡の仕上がり予定時刻になったので店に戻り,奥のカウンターにいる店員に受取証を渡そうと進んでいたら,背後から呼び止められた.

客商売では,何か聞きたい,あるいは探しているなど,客の要求を素早く察知しそれに応対することは重要なことである.しかし,カウンターのすぐそばまで近づいているのに,ささっと寄ってきて後ろから声をかけられるのは,少々気味が悪かった.そして,ただ気味が悪かっただけでなく,まるでカウンターに行くことを制止されるようで不快だった.

見ていると,別の客に対して別の店員が同じことをしていたので,それはその眼鏡チェーン店の方針なのだと思う.ただし,それは行動マニュアル通りの可能性もあるが,そうではなく単に方針として述べられていることをその支店の店長が曲解して店員に指導している可能性もある.

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2012年3月19日 (月)

言語は生きている

は生真面目だから,「固執」は「こしつ」じゃなくて「こしゅう」と読みたい.

さて,誰しもそうかもしれないが,僕にも,子どもの頃,若い頃に覚えたことを守りたい,あるいは信じたい気持ちがある.正確には違うのだろうが,「三つ子の魂百まで」という諺との関わりもあるように思う.

以前のノオトに「筆記体は,オヤジ!?」を書いた.それは,英語の筆記体を読み書きできることが,もはや,日本人のリテラシーではなくなったことであった.

最近,アメリカで働いたこともある帰国子女の英語の発音を聞いて気になることがあった.それは,ある英単語について,僕の時代には間違いだといわれていた発音をしていたことだ.

それは,"often"の発音である.

最近購入した英和辞典を引いてみたところ,その疑問が解消した.

僕が十代だった頃,"often"の発音は「オーフン」でなきゃいけなかった.試験では「オフトゥン」は間違いだった・・・と記憶している.

それが,その帰国子女は「オフトゥン」と発音していたので,念のため辞書を引いてみたところ,基本は「オーフン」だが,しばしば「オフトゥン」と発音されると書いてある.

実は僕が中学生だった頃にもどちらの発音もありえたことを含めて,最近まで「オーフン」はOK,「オフトゥン」はNGと思い込んでいた自分,つまり,最初に模範として教わったことにコシュウし,それしかあり得ないと思い込んでいたことに,あまのじゃくを声高に公言することはできないのかもしれないと恐縮した.

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2012年3月 3日 (土)

すイエんサー!

Suiensaa201202先日,NHK教育テレビ「すイエんサー」の収録に参加した.

すイエんサーは今回が4回目で,前回と前々回は「すイエんサー工房」という,ものづくり企画であったが,今回は人間科学分野の内容であった(もっとも,前回と前々回はものづくりではあったものの,人間科学的な要素が根幹にあった).

放送が5月なので,まだ内容は紹介できないが,驚くべき結果が得られた.

制作者ととのコラボ(コラボレーション=collaboration)により,それぞれ単独では到達し得なかったと思われる凄い結果が出た.

何に関する,どのような結果なのかは,番組を見てのお楽しみとしたい(ただし,何に関することなのかについては,放送の1週間ほど前には紹介できるだろう).

今回の収録は,集合から解散までが11時間というハードなものだったが,ティーンズ雑誌モデルの女子たち,ピンの芸人さん,そして一般協力者を交えた屋内撮影の後,渋谷の街頭ロケ,と盛りだくさんで,心身ともにやや疲労したものの楽しく充実した時間であった.

その芸人さんとは同じ控え室だったため少し話をすることができたのだが,これまでの経歴の多様さ,多彩さ,考えの奥深さに敬服し,とてもいい刺激を受けた.

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2012年3月 2日 (金)

サイエンス!

Suiensaadvd Suiensaabook
NHK教育テレビの番組「すイエんサー」のDVDと本が立て続けに送られてきた(写真;クリックで拡大).

DVDは,〈すイエんサー Season 2 「エ」の巻 さあ!とにかくチャレンジしてこいや~!〉である(Amazon.co.jpへのリンクはこちら).その中に収められている「あっち向いてホイ!で絶対勝ち~たい!!」の後半にが登場している.

本は,「NHKすイエんサー 思考を鍛えるドリル」である.全8問中の第2問〈「あっち向いてホイ」で絶対勝つにはどうしたらいい?〉に僕が取材協力しており,本文中と巻末にそのことが掲載されている(Amazon.co.jpへのリンクはこちら).

それらは,およそ2年前に僕が関わった回の内容である.

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