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2011年5月18日 (水)

考えの変化

が大学生の頃,理系の4年生や大学院生は大学をすみかとする者が多かった・・・・すみかとする者はまれであったとしても,まず研究室にカバンを置き,そこから一日が始まり,帰るときにやっとカバンを持つのが普通だった.

だから,10年ほど前に,他の研究室の友人を訪れる際も,学食に食べにいく際にも常にカバンを持ち歩く学生に違和感を覚えた.
大学に来ても自分の生活拠点のない1〜3年生ならばそれは当然の習慣であるが,生活拠点のできた4年生や大学院生がカバンを肌身離さないのは,研究室を自身の勉強や研究の拠点とする意識が希薄だと,その学生に対する好感度は低かった.

そのような僕が,今では(常にではないにしろ)昼食休憩をとるのにリュックをかついで部屋を出たりしている.

それは,2011年3月の地震の折,身の安全を第一に考えて建物から避難し,怪我をすることなく無事だったものの,その後5日間ほど建物への立ち入りが禁止され,持ち出していればよかったと思うモノがあったからである.

身体に感じる余震の回数が減り,また,少しの揺れでも夜中に飛び起きるほどの過敏さも治まってきたから,つい気が緩みがちだが,危機管理としてカバンを持ち歩くことが多くなったのだ.

常にそうしているのではないから,真剣に危機管理をしているとは言えないが,少なくとも,上記学生に対する違和感は消散した.

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