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2011年5月 1日 (日)

マウスは,ポインターかカーソルか?

パソコンで,マウスの動きに連動して画面で動く矢印のことを,はマウスポインター(あるいは単にポインター)と呼んでいた.僕だけでなく,僕の世代の人々は皆そうだと思う.

しかし,ある英語の本では cursor (カーソル) と呼んでいたので,日本では一般にポインターと呼んでいるけど,英語ではカーソルなんだなーと思っていた.

僕の認識では,カーソルはワープロなどで文字の挿入位置を表示する縦棒(や四角)だったから,日本は英語とは違う表現が浸透してしまったのだと思っていた.この時点でも僕は,日本ではポインターと呼ぶのが一般的だとの認識をまったく疑わなかった.

だから,数年前に,身近な大学生10名ほどの前で,日本ではマウスの矢印をポインターというけど,英語ではカーソルと呼ぶのが一般的なんだよ,と蘊蓄を傾けたら,皆がポカンとした表情をしていたので驚いた.

変だなと思って尋ねてみたら,その場にいる全員が,それはカーソルと呼んでいます,とのことだった(^_^;)

焦った僕は,サンプル数を増やすべく,かつ理系文系のバランスのいい統計を取るべく,ちょうどいい機会を見つけて40名の男女大学生に尋ねてみたら,マウスの矢印をポインターと呼ぶ者が16名,カーソルと呼ぶ者が24名だった.

マウスの矢印を全員がカーソルと呼ぶのではなくて若干ホッとしたが,カーソルが多数であることは事実であった.

因みに,同じ40名にワープロなどの挿入ポイントを何と呼ぶか尋ねたら,ポインターが21名,カーソルが18名,無回答が1名であった.

英語の筆記体を学ばなかった人々が既に大学を卒業している現在,自分の経験や知識や認識に頼り切っていては教育は成り立たないと肝に銘じなければならない.

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