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2010年7月 9日 (金)

清潔と衛生的の違い

新刊案内で見て,タイトルから想像される内容に惹かれて,すぐに注文した本がある.

杉山幸丸編著「人とサルの違いがわかる本---知力から体力、感情力、社会力まで全部比較しました」(オーム社)である.
(引用情報欄を参照;通販サイトAmazonへのリンクはこちら)

人のルーツであるサルを知ることで人を知り,人のあるべき姿,向かうべき方向を考察するには絶好の内容だと確信したからである.

現在の人間社会には問題が溢れている.それが,極度に複雑化した社会のせいなのか,それとも,動物としての人間の避けられない運命なのか.あるいは,なだいなだ著「人間、この非人間的なもの」(ちくま文庫;引用情報欄を参照;通販サイトAmazonへのリンクはこちら)の主題となっている,人間であるからこその非人間性なのか,それともサルの時代から引き継いだ(引き継いでしまった)欠点なのか.このような観点に注目しつつ,今のところ半分程度まで読んだ.

人とサルの違いの本は,全体的に大変に面白く考えさせられるものだが,ひとつ特に印象に残ったのは,「衛生的とは何だろうか」の節である.

そこでは,サルが決して清潔ではないこと,現代人は清潔すぎるために免疫系の働きが失われていること,そして,衛生は「生を衛(まも)る」ことであって清潔を意味しないことが述べられている.

現代人が衛生と清潔をはき違えていることは,拡大して解釈すれば,今の人間社会の種々の問題に置き換えられるように思う.

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