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2010年6月

2010年6月30日 (水)

様子の言葉

Yousunokotoba人間の無自覚的な(無意識の)反応を近年の研究の重点に置いているは,以前から擬音や擬態語に強い関心がある.

それは,ノオト「へたこいたー!」や「さしすせそ,あいうえお,五十音!」でも取り上げた非言語情報と関係が深いからである.

文字通りの意味での非言語情報は,言語以外の情報(つまり文字にできない情報)であるから,擬音・擬態語ではあっても文字にできるという意味で言語と非言語の境界に位置するといえる.が,どちらかといえば擬音・擬態語は非言語情報に分類するのが自然であろう.

僕が擬音・擬態語を強く意識するきっかけとなったのは,五味太郎監修・制作「言葉図鑑 (2):ようすのことば」(引用情報欄を参照;通販サイトAmazonへのリンクはこちら)との出会いである.

言語と非言語の境界,言い換えれば,意識と無意識の境界にある「ようすのことば」の考察が,人間の情報処理の理解につながる可能性を頭の片隅に持ち続けている.

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2010年6月27日 (日)

ダジャレ・アーカイブズ:教授の仕事

ダジャレ・アーカイブズに「教授の仕事」を追加.

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ダジャレ・アーカイブズ:夜景

ダジャレ・アーカイブズに「夜景」を追加.

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ダジャレ・アーカイブズ:その理由は…

ダジャレ・アーカイブズに「その理由は…」を追加.

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ダジャレ・アーカイブズ:簡単ではない

ダジャレ・アーカイブズに「簡単ではない」を追加.

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2010年6月26日 (土)

自分の気になる色は?

Necker_cube錯視=視覚の錯覚=を集めているウェブサイト Mighty Optical Illusion に,Dominant Color Illusion (優位な色の錯視) という記事が掲載されている.

2種類の見え方のどちらが先に見えるか,そして,どちらが先に見えたとしても,しばらく見続けているともう一方の見え方に変化する.僕の場合には,2秒程度の周期で2種類の見え方が切り替わる.

さて,このように2種類の見え方が切り替わる現象を知覚交替あるいは知覚闘争という.この図はネッカーキューブと呼ばれ,知覚交替現象が観察される代表例である.ワイヤーでできた立方体を斜め上から見ているような知覚と,斜め下から見ているような知覚が切り替わる.

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惜しい(続)

ノオト「惜しい」で述べた掛け時計についての続報である.

その後,別の生活雑貨店を見る機会があったので,滑らかな秒針の掛け時計を観察してみたら,分針も滑らかに動く時計が販売されていた.しかも,千円程度という大変な安価で!

人影がまばらな店内で,約1分間,食い入るようにじっと時計を見つめていたは恐らく,店員にしっかりとマークされていたに違いない(^_^;)

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2010年6月24日 (木)

惜しい

Clock国語辞典(大辞泉)で「惜しい」を引いてみると,3つの意味が書かれている.

(1) 大切なものを失いたくない。むだにすることが忍びない。もったいない。
(2) もう少しのところで実現されずに終わって心残りである。残念だ。
(3) いとしい。かわいい。

今回辞書を引いてみて初めて,(3)の意味があることを知った.手元の別の辞書(岩波国語辞典第七版)を引いてみたら,そもそも元来の意味は(3)であると書かれていた.

電子辞書と紙の辞書,それぞれに使い勝手や効用に違いはあるが,辞書を引くことが発見や気づきの機会であることに違いはない.

さて,本題である.

世の中には上記(2)の意味での惜しいことが多数あるが,生活雑貨店で多種多様な壁掛け時計を眺めていて,我知らず惜しいとつぶやいてしまった.つぶやいたとはいえ,ツイートしたのではない・・・念のため.

それは,秒針がカチカチと動くのではなく,スーっと滑らかに動くから見ていて落ち着く(癒やされる)壁掛け時計なのだが,しばらく眺めていると,分針がカクッと滑らかじゃなく動いたからだ.

詳しくいえば,(昔の)JR駅の時計のように分針が1分おきにカチッと動くのではなく,10〜20秒おきにその分だけカクッと動くので,大した動きではないのだが,秒針が滑らかな分,そのちょっとしたカクッが惜しいのであった.

もっとも,その生活雑貨店では比較的安価な製品ばかりだったから,もっと高価な時計ならば分針も滑らかな製品があるかもしれない.

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2010年6月22日 (火)

常連の心理

ある日曜の夕方,たちは,飛び込みで飲める店を探していた.

日曜じゃなければ,その近辺にいい店があるそうなのだが,日曜だと営業している店が少ない.

ぷらぷらと歩いていると,明かりの点いた看板を発見! 「ここでいっか」との一人の声に,数名が看板に近づいていった.

その店は地下にあるので,しばし皆で逡巡[しゅんじゅん]していたが,「他を探そっか」との声に皆が立ち去ろうとしたところへ,少し遅れてきた一人が言った「この店いいよ♪」.

僕たちが看板の前で悩んだ末に店に入らなかった理由は,黄色地に黒の筆書体の看板から受ける印象がよくなかったからである.
(ノオト「表示の重要性」も参照)

地下へと降りて行くと,そこには飲食欲をそそる店構えがあるではないか.そして,店内も,酒も,料理も,店員もベリー・グーではないか!

もったいない.こんなにいい店なのにあの看板で損してるよ.店長に言ってみよっか!? 隣に座った人とそんなことばを交わしたが,「やっぱり,やーめたっ」と,声に出したのか心の中だったのか記憶が定かではないが僕はつぶやいた.

それは,あまり人に知られていない(かもしれない)いい店を見つけたので,このままそっと大切にしておきたいという心理であった.

店を大切にする心理は常連となって極まる.常連になると,店が好き,店に集う仲間が好き,そのままの店を維持したい,だから誰にでも店を教えるわけにはいかない.それは同時に,自分の隠れ家を,自分の素の部分を(あるいは職場では見せない面を)見せられる場所を守ろうとすることである.

以前このノオトで話題にした店の場合,そこそこ親しい同僚であっても連れて行く決意をするまでに半年かかったこともある.

冷静に考えてみれば,その,黄色地に黒の筆書体の看板の店は,僕がちょくちょく行ける場所ではないから,気持ちでは大切にしたくても,店に貢献することはできないのだから,看板に対して感じた率直な意見を伝えておけばよかったと思う.

と同時に,あれだけいい店なのだから,曜日の問題で客が少なめであっただけであって,その他の曜日は大繁盛している可能性が大である.

そもそも,ここまでの話は古い世代の考え方かもしれない,というより,間違いなくそうだ.

インターネットの口コミが大きな影響力を持っている今,立地や看板や店構えをすっ飛ばして,直接にサービスを見ることが可能だ.

そう考えると,インターネットで(高評価の)口コミをするファンの心理は,古い世代の常連の複雑で微妙な心理とは大きく隔たっているようだ.

と,ここで気になったので,その,黄色地に黒の筆書体の看板の店をインターネットの口コミで調べてみたら,評価件数がまだまだ少ないので安定した評価とはいえないが,平均「★★★☆☆」と,可もなく不可もなしであった.やはり看板でも頑張ってもらうべきかもしれない(^_^;)

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2010年6月14日 (月)

使いやすさのむずかしさ

人間工学的に使いやすい設計をした製品を,エルゴノミック○○という.

例えば,エルゴノミックマウスとかエルゴノミックキーボードとして販売されている製品は多い.

エルゴノミック(ergonomic)とは,エルゴノミクス(ergonomics)に基づいたということであり,エルゴノミクスは人間工学と言い換えてよい.

エルゴノミックな製品は概して,普通の製品よりも丸みがあったり,角度がついていたりする.その丸みや角度はもちろん,人間が使いやすくて疲れにくくするための数々の工夫の成果である.

しかし,の利用経験から,そして知人の話から,概して,エルゴノミックな製品は長続きがしない.

それは恐らく,あくまでもエルゴノミックな製品を普通の製品と比べたときに,長時間,同じ体勢で使用する実験の結果,使いやすくて疲れにくい人の方が多いに過ぎないからだと思う.

使いやすくて疲れにくい人の方が多いといっても,そうではない人もいる.それも問題ではあるが,僕の見解では,「同じ体勢で」という条件に問題があるように思う.

人間には,たとえ満足していても時間が経つと飽きるという性質がある.この飽きるという性質が問題なのである.

例えばマウスの場合,エルゴノミックマウスは必ずといっていいくらい左右対称ではない(左右非対称である).そして,握ったときに指が収まりやすいように“いい感じの”曲線になっている.

その“いい感じ”は,最初はいいのだが,だんだん持ち方に飽きてきて少し握りを変えたりすると,途端に個性を主張してくる.つまり,使いやすくて疲れにくいエルゴノミックマウスは,指示通りに使えば確かに使いやすくて疲れにくいのだが,それに飽きてきて少し持ち方を変えたりすると,たちまち事態は一変してしまうのだ.

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2010年6月 7日 (月)

怒らせ方

Anger数年前,午前3時頃(?)にテレビを見ていたら偶然に,とても面白そうな番組にめぐり会った.

それは,テレビ東京の「碑文谷教授のミッドナイトゼミナール・今さら人に聞けない!怒らせ方講座」であった.

「今さら人に聞けない」と,どこぞやのベストセラー本を思わせる表現が,怒らせ方にくっついているところが可笑しいし,それをテレビ講座の形態にする辺りも大変にウケた.

率直に言ってキモい教授が,大橋未歩アナウンサーに呆れられ,嫌がられながら進行するところも,深夜番組ならではの味を出していた.

最初に見て以来,できるだけ見ようと思いつつも毎回見ることは叶わぬまま,放送は終了した.

何れDVDが出るだろうと頭の片隅に置いていたから,半年〜1年後にふと思い出してDVDを購入した(通販サイトAmazonへのリンクはこちら).

DVDを購入し,全体を見て分かったことは…

●テレビを見た際,僕は完全にだまされていたのだが,教授が架空であり役者であったこと.
●寸劇の役者の演技がもっともっと上手い方がにはよかったこと.

である.

何れにしても,怒らせ方,つまり相手が怒る訳を理解することは,裏を返せば相手を怒らせない円滑なコミュニケーションを知ることになるから,このような逆手の手法を僕は興味深く思う.

さてさて,心理学関係の研究情報を読んでいたら,"anger induction" ということばが目に付いた.略してAIである.日本語にすれば「怒り誘導」である.

インターネット検索してみると,よく用いられている怒り誘導法があるようで,2008年に学術雑誌Cognition and Emotion (認知と感情)にはHow to push someone's buttons: A comparison of four anger-induction methods (人の感情の引き出し方:4つの怒り誘導法の比較)というタイトルの論文が掲載されている[アブストラクト(要約)はこちら].

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2010年6月 6日 (日)

恋愛の脳活動は洋の東西を問わない

これまでの研究では,恋愛に対する考えが東洋と西洋で異なるという結論に達していたそうだ.

その結果はアンケートによるものだったため,脳活動も異なるのかどうかつきとめようと,中国とアメリカの共同研究チームが恋愛時の脳活動をfMRIで計測した結果が,学術雑誌Human Brain Mappingに掲載された.

研究チームは,熱烈な恋愛に陥ったばかりの中国人大学生18名の脳活動パターンを計測した.
18名は北京MRI脳研究センター(これはの試訳であり,正式な日本語訳ではありません)で,恋愛相手の写真とそれ以外の人(恋愛相手と同性)の写真を交互に見せられた.

その結果,脳活動パターンは,同じ条件で以前に実施されていたアメリカ人大学生での結果とまったく同じだった.
恋愛相手の写真を見ているときに,中脳の報酬/動機づけ系(ドーパミンが多い)が活動していた.

つまり,洋の東西を問わず,脳活動は同じで,アンケートの答え方が違っていたということだ.

表現は違っていても,脳活動(あるいは拡大解釈して本能的感情)は変わらないというのは,研究してみれば,恐らく恋愛に限らずあらゆる点で成り立っているのではないかと,僕は思う.

詳しくは,紹介記事や,上記学術雑誌サイトのアブストラクト(要約)を参照.

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あくまでも,科学する楽しさを伝えたい,その一心で!

ノオト「科学する楽しさを伝えたい,一心で!」で心境を吐露したテレビ番組が6月8日(火)に放送される

撮影直後は気持ちが高ぶっていて,自分がしたことの意味,そして,どうせならもっとこうやればよかったと思うことなど,振り返ることがあったが,数日が経つと,記憶の中では過ぎ去った過去と化し,意識することも少なくなっていった.

が,放送が間近に迫った今,普段はにこやかさはありつつもクールにしていると,過激な演出にマジメに応えているひょうきんな僕のギャップを見るであろう,僕を表面的にしか知らない人々の反応を想像すると,結論としてはもう開き直りしかない.

自分を飾り,見栄を張ることが多々ある僕だが,仕事がら多数の人々に面が割れているから,今回の露出レベルになるともう割り切りるしかない.

「心配するほどはみんな見てないよ」と言う人もあるが,それが意外に見てるものなのだ.

これまでの数少ない経験によれば,結構よく知っている人であっても,見たと言ってくれる人はごく少数だ.だから,僕を見たことがあるだけの人が声をかけてくるはずがない,自分だってそうだから.

だからこそ,ただの顔見知りだと思っていた人から声をかけられると,とてもうれしいものだ.

念のために繰り返すが,あくまでも,科学する楽しさを伝えたいその一心で,ちょっと無理するくらい頑張った僕がそこにいるのである.共演(?)したのは,雑誌ピチレモンのモデルの女の子たちと,ゲッツことダンディ坂野である.

と書いておきながら,そのシーンがカットされていたりしたらなおさら照れくさいが…(^_^;)

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2010年6月 1日 (火)

言い切らなくてもいい?

以前,JR東日本の指定席券売機のアナウンスについて述べた (ノオト「言い切って欲しい」).

そこでは,発行された券を引き抜くタイミングによってアナウンスがタメ口[ためぐち]になる面白さなどを紹介した.
(参考までに,その後,同じJR東日本の指定席券売機であっても言い切るタイプの機械も登場している.)

今回は,職場の駐車場ゲートのアナウンスについての話である.

1〜2年前に駐車場入口ゲートの機械が新しくなり,なぜか「いらっしゃいませ〜♪」のアナウンスでパスカードを受け付けてくれるようになった.当初は,仕事に来て「いらっしゃいませ〜♪」に違和感を感じていたが,おかしなもので,最近は何の違和感も感じない.だから,一連のアナウンスは聞き流すのが基本となっていたのだが,きょうは偶然にもちょうどいいタイミングで思わずニヤリとしてしまった.

駐車場ゲートは,利用者に配られているカードを挿入するとバーが上がるタイプで,カードを引き抜いた瞬間にアナウンスが中断される仕様になっている.

きょうのアナウンスは次のようなものだった.

「いらっしゃいませ〜♪」
(カード挿入 → バー上昇)
「カードをお取り!」

女王様キャラだった.

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