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2010年5月24日 (月)

電話の相手は誰?

Telephone相貌失認 (prosopagnosia) は人の顔が見分けられない症状である.この症状については今では広く知られているが,人の声が聞き分けられない症例が今年になって初めて確認されたという.

その人はビジネスで成功した62歳の英国人女性で,それ以外は何ら問題はなかったそうだが,小さな頃から人の声が聞き分けられなくて困っていたという.特に電話では,それが自分の娘でも聞き分けられなかったそうだ.

研究者の間でそのような症状があることが理解され,正式にそれと診断されたのが今になったということだから,これまで相当な苦労があったようだ.

聞き取りや会話はまったく問題なくできるのに文章を読むことが困難な読字障害も,比較的最近になってその存在が認知されてきた.

自分にとって当然のことが,誰にとっても当然というわけではない.大なり小なり,他人と自分のさまざまな相違を受け入れられるとき,人は寛容になれる.

はといえば,変わり者を自他共に認めるようになってから,寛容になった気がする.自分が変わり者だから,大概の人と自分には相違があるのが当たり前だから,相違を受け入れるのに慣れてきて,自他共に認める(?)寛容な人になったのではないか.だとすると,「変わり者=寛容人」の法則が成り立つのではないだろうか.

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