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2010年5月23日 (日)

心配の解消!?

以前,ノオト「過信への不信感」で,現在の脳科学の強力な研究ツール(測定器)であるfMRIについて述べた ----- fMRIは非常に多くの研究で用いられているが,実はそこから得られる結果の解釈や安定性に疑問が残されていることを.

ごく単純にいえば・・・fMRIは脳の活動を測定していることになっているが,実は脳内血液の流れを測定しており,その流れが発生しているならば脳神経(ニューロン)が活動している《はず》だという論理に過ぎない.

その《はず》の正しさを立証することが重要な課題であった.

最近,fMRIのこれまでの仮定が正しいことを示す研究が発表されたそうだ(Stanford-led team validates, extends fMRI research on brain activity;スタンフォード大学を中心とする研究グループが脳活動のfMRI研究の正当性を立証 → これはスタンフォード大学のオリジナル記事へのリンクだが,僕がこのニュースを知ったのは科学ニュースサイト Science Centric である.)

この記事によれば,fMRIを利用して書かれた研究論文は25万件に及ぶそうだから,多くの研究者がホッとしていることだろう.

もっとも,研究とは,各研究者が立てた仮説を最大限の努力で実証した記録であるから,間違いはあり得るし,さらにいえば,間違いを恐れずに野心的な仮説に取り組むことで他の研究者に非常なやる気を引き起こす研究もある.

間違いは失敗じゃない.さらにいえば,失敗は無駄じゃない.

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