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2010年2月10日 (水)

たまたま

Dice_in_a_cupはじめに,タイトルは[低高低高]という抑揚で読むことに注意!

ノオト「人間科学マジック」で,人間の避けられない弱さを利用したマジックを紹介した.

その際には紹介しなかったが,サイコロを転がすために写真のようなお椀(ステンレス製;100円ショップで購入)を用いた.これは我ながらいい思い付きだった.

教室でサイコロを振る実験だったのだが,使用教室の机は,大学で広く用いられている,横に数席がつながっていて手前に少し傾いているものだった.小中高で一般的な一人に一つずつの机ならば,平らだからよかったのにと思いつつ,対応策として思い浮かんだのがお椀だった.正確にいうと,お椀かボールを考えていた.

陶器のお椀でもいいが,持ち運びが重そうだなぁ・・・.ともかく行ってみれば何かいいものが見つかるかもしれないと行った100円ショップで見つけたのがこのお椀である.軽くて跳ね返りもいい,思い描いていた理想の3割増しのものだった.

さらには,これは平らな机でも活躍できるものだと気づいた.いくら平らでも,サイコロを自由に転がせば,ときには机から落ちてしまう.このお椀があれば思う存分サイコロを振ることができるだろう.

さて,最近,『たまたま---日常に潜む「偶然」を科学する』(レナード・ムディナウ著)を読んだ(参考情報欄にAmazon.co.jpへのリンクあり).その第9章「パターンの錯覚と錯覚のパターン」に,この人間科学マジックのタネに関係する記述があった.

「音楽プレーヤーiPodで最初に採用したランダム・シャッフリング」について「ユーザーが,シャッフルはランダムではないと思った」ようで,スティーブ・ジョブスは「もっとランダムな感じにするために少しランダムではなくした」そうだ.
(「・・・」は本文の引用.)

本当のランダムと,人間がランダムに感じるランダムは異なるということだ.

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