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2010年1月 5日 (火)

教育制度についての試案(2)

Scheduleboard(ここでは大学の教育制度を念頭に置いている.)

ノオト「教育制度についての試案(1)」では,定期試験を半年遅らせて知識の保持率(残存率)を高めるための試案について述べた.

ここでは,ハッピー・マンデーによってアンハッピー(unhappy)になってしまった授業の年間スケジュールを改善するための試案について述べる.

もともと振替休日によって月曜が休日となることがままあった.ハッピー・マンデーが始まって,明らかに月曜の休日が増えた.
そのため,各授業が週1コマで時間割が組まれている場合には,月曜の授業の回数が少なくなり,他の曜日の授業とのバランスが悪くなる.

その対策として,各大学では祝日と平日を入れ替えたり,回数に余裕のある曜日と月曜の授業を入れ替えるなどして何とか授業回数のバランスをとっている.

もちろん,その他の対策として,(a) 週2回開講により休日を分散させる方式や,(b) 授業回数はあくまでも目安と考え授業内容で実質的に評価する方式があり得るが,(a)を採用している大学は少なく,(b)は文部科学省の推進する形式主義[*]の観点から否定されている.

[*] 単位を付与するためには規定回数の授業が不可欠であるという考え方.文部科学省の用語では「実質化」と呼ばれているようだが,内容よりも回数を重視する点で,庶民感覚に照らせば「形式化」と呼ぶべきであると考え,ここでは分かりやすく形式主義と表現した.

この対策のためのの試案は,「授業実施日を現在の月曜〜金曜ではなく,火曜〜土曜にする.」である.

月曜に授業を実施しないことの利点は,もちろん第一に,休日の多い月曜を避けることで曜日のバランスがとりやすいことである.そして第二に,月曜が休日になることで,学生は(もちろん職員もだが)混雑のない平日に休日を謳歌できることである.

この試案に対して,知人Wは瞬時に,社会構造をわきまえた冷静なものいいをつけてきた.婦人パートが手薄になる土日の労働力は学生によって補われているから,土曜が授業実施日になると土曜の労働力不足が発生するという.

これには,まったくいいわけができなかった(>_<)

特定の大学だけが月曜休日&土曜授業実施にしてしまうと,その大学の労働力をあてにしている地域に労働力不足が発生してしまうから,大学だけでなくあらゆる学校が月曜休日にしない限りこの試案は効力を発揮しない.

また,仮にあらゆる学校でこれを実施したとしても,(学校以外で働く)親と子の休日にズレが生じることも問題の種になるだろう.

結局,学生が労働力として期待されている限りは,この案は有効ではないということだ.

その場では知人Wに披露するのを忘れていたが,授業実施曜日に関してもうひとつの試案を持っている.

それは,「祝日,振替休日に関わらず,土日以外はすべて授業を実施する」という案である.この案に対して知人Wはどうものいいを付けてくるだろうか….

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