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2009年12月 4日 (金)

潜在危険デザイン

ウインカーでヒヤリ」(ノオト:2009/12/02)では過大な推測による判断ミスの経験を紹介したが,ここでは,潜在的に危険なウインカー(方向指示器)のデザインについて述べたい.

夜間,その車の後ろを走っている際に,ウインカーの指している方向の判断に一瞬だが迷いが生じた.

その時は車間距離に余裕があり,疲労もなく判断力が十分に高かったから問題にはならなかったが,場合によっては危険だったかもしれないと思った.

デザイン性を重視するあまり,安全性が少々犠牲になっているのではないかと思った.

「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」に関するインターネット情報を垣間見たところ,自動車のウインカーに関して,「燈色であり、点滅回数が毎分60回以上120回以下であること。」や,左右方向指示器の設置間隔,設置高さなど,かなりこと細かな定めがあるが,デザインに関しては制限はないようだ.

Car_winker_animation_075sその車の後部のイメージがこれである(左図のクリックでアニメーションを表示).
夜間だから赤いテールランプが点灯しており,オレンジ色のウインカーが点滅していた.
左折ウインカーなのだが,右を指しているような錯覚が生じるように思う.

Motion_illusiondotandbarこの錯覚は,棒はただ現われたり消えたりするだけなのに,棒が伸びたり縮んだりするように錯覚する運動錯視の一種だろう(左図のクリックでアニメーションを表示).
棒が伸び縮みしていないことを確認するには,白丸を覆い隠してみればよい.ただし,一度伸び縮みして見えてしまうと,その固定観念をなかなか拭い去れないから,指で隠したくらいでは相変わらず伸び縮みして見えてしまうかもしれない.その場合には,棒だけを残してその左右を隠せば事実が見えやすいだろう.

これを潜在的な危険と感じるのが僕ひとりではないとすれば,しかるべき組織に報告してみようと思う.

錯覚を紹介するウェブサイトは多いが,僕がよく人に紹介するのは「錯視と錯聴を体験!Illusion Forum イリュージョンフォーラム」である.

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