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2009年6月 7日 (日)

説の変化,常識の変化

Newbornが青少年であった頃,スポーツに欠かせないのは根性であった.スポ根もので主人公の根性が試されるとき,そこにはウサギ跳びのシーンが付きものだった.

また,野球部の同級生は,肩を冷やすからと水泳を見学していたのを覚えている.

現在では,ウサギ跳びはよくないからと練習メニューから排除されているそうで,テレビの野球中継では,投げ終えた投手が肩をアイシングしている様子が映し出される.

さて,僕が脳科学の勉強を始めた頃,教科書や参考書はもちろん,現役研究者の言葉にも,「脳細胞は増えない」という常識があった.

他の細胞は生成と死滅を繰り返すが,脳細胞(ニューロン)は特別で,持って生まれた脳細胞が生き続けるか死滅するかしかないと.

それが,10年ほど前に,大人でも脳細胞が新たに生まれる(新生する)ことが発見された.海馬では日常的に脳細胞が新生しているという.

しかし,新たに生まれた脳細胞は,放っておくとすぐに死滅してしまうそうだ.

日経サイエンス2009年6月号の記事「鍛えるほど頭はよくなる 新生ニューロンを生かすには」には,新たに生まれる脳細胞が生き続ける条件について述べられている.

この記事は,そこから得られる情報が有益であり,示唆に富んでいる上に,事実の誇張や歪曲を招かないよう注意深く論述されているところがいい.

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