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2008年12月28日 (日)

頂点と終点の法則

頂点と終点の法則——これは日本語訳がまだ定まっていない peak-end rule を試みに翻訳してみたものである.

この peak-end rule は,経験のピーク(頂点)とエンド(終点)の関係が印象を決定づけるというもので,ダニエル・カーネマンが1999年の著作で示したもののようだ(出展:Wikipedia).

例えば,あるイベントの最中にとても楽しいことがあっても,最後にガッカリしてしまうとあまりいい印象が残らないということ,あるいは,とても苦痛に感じることがあっても,すぐに苦痛から解放されずに,最後に少しの苦痛を経験していると,最終的には,却って,それほど大きな苦痛の印象が残らないというものである(例:Hanukkah and Colonoscopies).

言い換えれば,人間は絶対的な判断はできずに,相対的にしか判断できないということだろう.

僕はときどき,「あまり楽しくないんじゃない?」とか,「(せっかくプレゼントをあげても)あまり喜んでいないように見える」と言われる.これまではそれについて深く分析したことはなかったが,この peak-end rule に照らし合わせて考えると,ピークとエンドの落差を抑え,幸せ感を持続させようという無意識が働いているのかもしれない!?

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