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2002年6月 4日 (火)

ローガン

中学生の頃から白髪があって,白髪には慣れ親しんできた僕だから,ふとしたときに白髪を見つけてショックを受けるという,世間で30才代前後の人々が経験する落胆とは無縁である.そう考えると,さまざまな点で人生の転換期を迎える年頃に,このようなプチストレスと無縁でいられるのは幸運である.

僕は,20才前後のころは若く見られることよりも老けてみられることの方が多く,平均では実年齢より若干上だったが,近年は若く見られることの方が多いことも手伝って,自分は中年,実年,あるいは老年とは無関係だと思っていた.しかし,毎月の給料から介護保険料が天引きされる年齢になったと知り,まだまだ無関係だと思っていた介護という言葉と自分自身が結びついたとき,さすがに年齢を感じざるを得なかった.

また,視力が1.5~2.0である者の避けられない運命なのか,ひとよりも早く,ピントの合う最短距離が年々長くなって行く.この症状を世間では老眼と呼ぶので,老眼鏡と呼ばれるものをかけなければならないようになるときが着実に近づいているかと思うと少々寂しいものがある.

明石家さんま,所ジョージ,竹中直人の鼎談の中でも,老眼という呼び方を止めて欲しいということで意見が一致していた.

そうだ,それならば,年齢のイメージを伴わない呼び方を工夫すればいい.辞書を引いてみたら,老眼は英語でpresbyopia(プレズビオピア)というようだ.presbyは老年,opiaは視力を意味する.これをもとに,PO(ピーオー)と呼ぶのはどうだろうか.そうすれば,「もしもし,スケさん.具合はいかがかね?」「おやおやおや,カクさん,近頃は老眼で細かい字が読みにくいが,仕事の方はぼちぼちだね.」と暗くなってしまいそうなところを,「ハーイ,スティーブ!調子はどうだい?」「オー,ジャック!最近はPOのおかげで細かな字が読みにくいけど,仕事は好調さ.」という具合に明るい会話になるだろう!?

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